りぃがの本音と建前

~食の雑記帳~

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柳家(5回目)

過去に2度岐阜は、可児市にある華なりさんにお邪魔して友人と向かうのが自分の中で恒例でしたが、
今回は名駅そばにある老舗のCafeでモーニングを済ませ、
1時間ほど電車に揺られ大人の遠足気分で出発です。
瑞浪の駅に向かうまでの1時間ですが、こんなおっさんでもウキウキしてしまいます(笑
2011 6月 外観
朝方は雨でどうなるかと思いましたが、目的地に着く頃には雨も上がり、
急な坂道を登り、5度目の柳家さんに到着です。
3代目・女将・大女将に挨拶を済ませ用意された囲炉裏の席では炭の熾きた特有の匂いから
今日も食べるぞとなり泡と麦で乾杯!、
2011 6月 へぼ
そして供される先付けの定番、へぼを一口戴いて、スイッチONです(笑
他所で食べる物とまた違うんでうよね、柳家さんのへぼは。
成長した物を少し入れることで旨味が増すそうです。
2011 6月 乾杯 2011 6月 乾杯
炭を囲むように並べられたこの日の川魚の一串目となったのは、20cm程の良型サイズの天魚(アマゴ)
梅雨時期で雨の続いた1週間でしたが、此方ではそんな心配は無用のようです(笑

薫りの良い見事な鮎で知られる馬瀬川の天魚(アマゴ)とのこと。
黒色斑紋の並ぶ清楚な川魚で小朱点が特徴であり、渓流の女王様とも言われます。
焼き上がりを目の前に待つのも柳家さんならではの愉しみ方ですね。
2011 6月 天魚(アマゴ) 2011 6月 天魚(アマゴ) (2)
お味の方は思わず笑みを浮かべてしまう程、魚体と同じく綺麗な味わいで、
身はふっくら、ほろほろとした白身は芳ばしく上品な味が広がります。
骨は柔らかく頭からがぶりと戴きました。

喉が渇いていたのでビールをお願いしましたが、泡もピッタリ合いますね。
書きながら今思うと、女将が選んだ白ワインと鮎がまた、美味しかったなぁ…
なんて、思い更けてしまう程、柳家さんでの料理は毎回、記憶に深く刻まれる訳で。

初めて訪問した際、僕たちの緊張感を察して今は亡き二代目の御主人は、
にこやかな笑顔と優しい口調で貴重なお話をゆっくりと語りかけ、
熾きた炭から食材を手慣れた仕草で皿に載せ、一口食べるごとに笑顔になる自分達を見ては
頬笑んで頷く姿が今も蘇り、三代目の姿と見事に被り、胸が熱くなる。

当時のことを大女将も覚えて下さり伺う度に、囲炉裏から席を離れ調理場の
小窓越しにお話するのも愉しみなんです。

脱線しましたが料理のお話を。

いつも10月~11月の訪問で秋の郡上で友釣りされた、大きな落ち鮎を戴いていましたが
今回は解禁後の、はしりの若鮎がお目当てです。
6月の若鮎は15センチ前後と今年はやや小振りですが個体の大きな強い鮎を揃えて下さいます。
2011 6月 若鮎 (2) 2011 6月 若鮎
一口頬張ると若鮎の持つ特有の胡瓜というか西瓜というか…
日向の香りが口の中で広がります。
落ち鮎とまた違う腹の苦味も特徴的で美味であり、焼き手である三代目の技があってこそ。
ちなみにこの日は一人二本でお好みで蓼酢で戴きます。

去年、京都は祇園のらく山で戴いた御主人が釣り上げた馬瀬川の鮎もそうでしたが、
岐阜の清流の鮎はやっぱり旨いです。

続いて出されたのが驚きのサイズの岩魚(イワナ)です…
45cm以上の主サイズが二本です(笑
北海道では三尺クラスの川の主もいるようですが実際、見たこともありません…
迫力ある魚体に圧倒されました(汗
2011 6月 岩魚 (2) 2011 6月 岩魚
流石に串に刺すのは無理なので調理場で焼かれ、身をほぐして小皿に分けて貰います。
ここまで大きいと流石に身の締まりは弱いですが、水っぽさなどは無くホクホクした身質。
味に関しては小振りのサイズが旨いような気もしますが、
鮮度が良い状態の主サイズの岩魚を食べれたことに感謝です。

続いて馬瀬川の天然鰻は大人の腕の太さサイズの1メートル超え。
焼いてこのサイズなんだから、いつ見ても呆気にとられます(笑
2011 6月 馬瀬川 天然鰻 2011 6月 鰻
6月の鰻はどうなのか興味深々で戴いてみると、皮は硬過ぎず脂は
すっきりと美味で良い固体にあたったようです。
冬眠前が美味しいと世間一般では言われますが、こればかりは当たり物ですね。
初めて戴いた時の衝撃ほどではありませんが稀な旨い天然鰻に、にんまりでお酒も進みます。
2011 6月 冷酒 2011 6月 芹のお浸し
箸休めの芹のお浸しは一見ると、なんてことない物ですが瑞々しいもので
此方で戴くと雰囲気で美味しくなるだけでは無く、理にかなった口直しに。

続くお皿には稚鮎よりは型の良い、小鮎揚げが登場。
これが、また美味しい!
焼いた若鮎も勿論、旨いのですが、揚げられた鮎のホクホクとした食感にほろ苦い
腹の部分が味が濃く堪らん旨さで、冷酒で胃袋に流し込む喜びが…
白・小鮎の揚げ物 2011 6月 蕨・こしあぶらの蕗味噌
2皿目の箸休めには、蕨とこしあぶらの蕗味噌も素敵なお味で、
此方は芹と違い、休まることなく酒が進みます。

続いて-60℃で冷凍された名残の鴨肉・つくねが登場。
なんでも冷凍する肉類は脂の乗った上物を残すようで、食べ比べないと冷凍物だなんて僕には正直解らない(笑
一串に3種の部位を焼いて貰い、続くミンチされた鴨のつくねが、また旨い…
2011 6月 鴨 2011 6月 鴨つくね
続く焼き物には♀仔鹿の背ロース
特製の秘伝のタレにくぐらせ焼かれると芳ばしさが漂い、これだけ食べていても食欲が沸いてきます。
柔らかい身質に甘く癖の無い脂。
いつ戴いても、こちらで戴く蝦夷鹿は間違いありません。
2011 6月 道産 蝦夷仔鹿 2011 6月 仔鹿
他サプライズもあったりと毎度ながら、囲炉裏を囲んだ食事は盛り上がります!
この日は、ビール・泡・冷酒1・白1・赤2で楽しませて貰いました。
2011 6月 赤
さんざん食べてお腹一杯になった所で鮎雑炊
不思議とスルスルっと胃に収まる、優しい鮎の出汁が効いてます。
秋の落ち鮎と走りの若鮎ではお出汁の出方も違うのか別物で、個人的には若鮎の方が好みかも。
2011 6月 鮎雑炊 きゃらぶき 2011 6月 きゃらぶき
水物のメロンとサクランボを食べお茶を啜り、3時間越えの食事は終了です。
春と夏の合間の6月も美味なる食材が溢れる柳家さんでした。
次の訪問の約束も済ませ、お店を後に。
2011 6月 メロン・サクランボ
ちなみにコース料理は3コースあり、10500円・11500円・12600円から
選択可能で、今回も上のコースをお願いしてます。
初めて行かれる方は、けして無理な注文せず日本のジビエを運に委ね、お愉しみください。

季節毎に伺いたいと本当に思えるお店は少なからずありますが、
その中でも柳家さんは僕にとって特別な存在です。

初訪問時、自分達は3名での訪問を承諾して下さり招きしてくれた、二代目に感謝の意とご冥福を祈ります。


店名 柳家 (やなぎや)
TEL 0572-65-2102
住所 岐阜県瑞浪市陶町猿爪573-27
時間 [火~土]11:00~22:00  [日]11:00~21:00
定休日 月曜日


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